毎日、一日中パソコンやスマホに接しているため、今回は意識的にデジタルデトックスしようと思います。
パソコン作業から離れて山歩きをすることで既にデジタルデトックスになっているとは思いますが、今回はスマホも腕時計も家に置いていきます。
腕時計はデジタルデトックスとはやや違うかもしれませんが、日々の生活は常に「時間」を意識しているため、あえて時刻がわからないようにします。
何も記録ができなくなってしまうので今回はカメラは持ちますが、いずれカメラも持たずに高尾山に行く回も作ろうと思います。
スマホも時計も持たないと、少しだけ何かから解放された感じがします。
スマホを手放す
おそらく多くの人は移動中などに、スマホを使って常に「何か」していると思います。時間を確認し、メールやメッセージを確認したり返事をしたり、ToDoリストを確認したり、電話をしたり、地図を見たり、記事を読んだりゲームをしたりマンガを読んだり動画をみたり。街や交通機関で、多くの人が小さい板に夢中になっている様子が見られます。
私は移動中や外食の際にメールを見たり記事を読んだり動画を見たりする以外にも、何かやるべきことを思いつくとスマホにメモし、時折確認し、また、ストーリーや自分のブログサイトの記事のためのアイディアや下書きを書いていき、改めて読んで何度も推敲し、あるいは過去の記事を読み直して誤字脱字やわかりずらい表現があればメモをしておいて、帰宅後にまとめて修正します。
時間を有効活用しているとも言えますが、常に脳がフル稼働している状態です。意識的にそれらをしないことで、脳の緊張を解きます。
腕時計を手放す
また、日々の生活で我々は時間にがんじがらめになっています。起きる時刻、出発する時刻、バスや電車の来る時刻、始業時刻、会議の時刻、昼の時間、何かの締め切り、終業時刻、待ち合わせの時刻、寝る時刻など。
少しの間だけでもそれらの呪縛から離れます。寝る前に腕時計を外すと解放されたような感じがしますが、それを日中にする感覚です。
今の時刻がわかりませんので、バスも電車も来るまで待ち、来たら乗り、山でも自分の感覚を頼りに身体の欲するまま、意識の赴くまま行動します。
下山するタイミングも、「もう○○時だから」「まだ○○時だから」ではなく、自分が十分山歩きを堪能し必要な休憩をした後、太陽の位置も見つつ下山しようと思うタイミングで下山します。少しだけ、機器の情報に頼らない感覚を取り戻す訓練にはなったように思います。
当然デメリットはあります。
・スマホにはメモできない
何かアイディアを思いついても、スマホにはメモできません。また、スマホにメモしてあることを確認したくてもできません。まあ、それをしないようにするためのデジタルデトックスです。私は紙のノートを持って使いました。
・スマホのポイント処理ができない
スマホでバーコードを表示してポイントを加算するようなことができません。
・緊急の電話が受けられない かけられない
デジタルデトックスをするのが趣旨のため「電話はしない」のが基本ですが、家に置いて出てしまうと、めったにないとは思いますが、万が一緊急の電話がかかってきても出られません。また、万が一転倒・滑落して救助が必要でも電話できません。
そのため、今回私はスマホも腕時計も家に置いて出ましたが、実際には「スマホはかばんの中に入れておいて、緊急の場合以外は見ない使わない」程度にするのが現実的かもしれません。
腕時計
腕時計はなくてもさほど困りません。意外に、腕時計をしていない人がいることにも気づきます。そういえば、時刻はスマホで確認するので腕時計はしないと言っていた人がいたことを思い出しました。
しかしそれはあくまでスマホがある前提です。スマホも腕時計もないと本当に今の時刻がわからなくなります。街中にも時計はないことに気づきます。
帰宅直前に「今16:30頃では?」と思っていましたが、実際には17:30頃でした。陽の長い時期のためもありますが、時計なしでは時間の感覚が弱いことを思い知りました。
スマホや腕時計を持たなかったからというよりも、よく寝たあと山歩きをし、山頂以降でコーラ(小さいサイズ)を飲んだせいもあると思いますが、その後頭が冴えてしまい、夜、なかなか寝付けなかったです。
脳が疲れている時はぼんやりしたり眠くなったりしますので、「リラックス」ではなく「冴え」も脳の疲れが解けた状態かもしれませんが、時間に縛られる仕事(ほとんどの場合そうだろうと思います)の前の日は注意が必要ですね。
デメリットはありましたが、なかなかいい体験だったと思います。今後山歩きをする時だけでなく、街歩きをする時にも「スマホも腕時計も持たない」ことをしてもいいと思いました。